突然ですが、最近世界中で話題の「ChatGPT」をご存じでしょうか。
「ChatGPT」は、アメリカのサンフランシスコを本拠とする「OpenAI」という人工知能研究機関が(現時点では)無料公開している人工知能チャットボットです。従来のモデルよりも非常に性能が高いと言われており、それ故に世界中で話題になっています。
「ChatGPT」に関する概要や活用方法、社会への影響については、自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」(座長:平将明衆議院議員)において、2023年2月17日に東大の松尾教授が発表した資料が非常にわかりやすく勉強になるので、適宜こちらをご覧ください。当方は門外漢なので…。
資料は下のほうにスクロールして、2月17日の回のところにアップロードされており、(現時点では)無料でダウンロードできます。note.com
同日に慶應大の安宅教授が発表した資料によれば、「ChatGPT」が1億MAU(monthly active user;月間アクティブ利用者数)に到達したのは僅か2か月だとか…。
Twitterが5年5か月、フェイスブックが4年6か月だった中で、です。
それだけ、反響が大きかったことが伺い知れます。
- この記事の目的・概要
- 「ChatGPT」はじめての登録方法(アカウント作成)
- 「ChatGPT」の基本的な使い方
- 「ChatGPT」はどんなことができるのか
- 「ChatGPT」がまだ苦手なこと、注意点
- まとめ
この記事の目的・概要
当方はAIについては全くの門外漢なので、この記事で「ChatGPT」の概要や仕組み等についてこれ以上深堀する気はありません。
この記事では、一利用者として、はじめての使い方をシェアするとともに、どんなことができるかを簡単に紹介しようと思います!
結構面白かったので、まだの方も是非使ってみてください!(まだ無料のうちに…プラス、利用データも今後のさらなる進歩のために活用されるはず…)
「ChatGPT」はじめての登録方法(アカウント作成)
1.まずは「ChatGPT」のウェブサイトにいきましょう!リンクは添付の通り。
2.画面左の「Try ChatGPT」をクリックします。
3.画面中央に「Log in」というボタンと、「Sign up」というボタンが出るので、初めての場合は「Sign up」をクリックします。
4.アカウントを作成します。メールを入力して登録する方法と、Googleアカウント、マイクロソフトアカウントを使う方法がありますので、どれでも使いやすいものを選びましょう。
5.アカウントを作成し、画面が遷移した後に、中央に「Verify You are human」もしくは「人間であることを確認します」というボタンが出たら、クリックします。
アカウントを作成すれば、以降はそのアカウントで「Log in」することで「ChatGPT」を使うことができます!
「ChatGPT」の基本的な使い方
画面下部に出てくるテキストボックスに入力して、紙飛行機マークを押すとチャットができます。
「ChatGPT」からの回答は基本的にすぐ(数秒以内)に返ってきます。思考中の場合は、黒い■がピコピコ点滅しているので、しばらく待ちましょう。
ちなみにPCだと、Enterキーを押すと投稿してしまいます。改行する場合はShiftキーを押しながらEnterキーを押してください。改行できます。
一連のスレッドでのやり取りは「ChatGPT」が記憶するそうです。なので、コミュニケーションの取り方によっては、回答が進化したり会話が熟成したりしていくのではないかなと思います。
画面左上の「New chat」をクリックすると、新しい会話を始めることができます。会話の内容によって使い分けることができるということです。会話の内容によっては、AIの人格・記憶している内容等も変化すると考えられます。
なお、チャットの名称は当該チャット名をクリックすると現れるペンのマークをクリックすると変更できます。同じく、ゴミ箱のマークをクリックすれば削除することも可能です。
「ChatGPT」はどんなことができるのか
世界のすごいクリエイティブな人たちは既にいろいろな使い方を試しているようですが、残念ながら当方は全くクリエイティブではないので、普通の使い方をいくつか紹介します。
また、一つのメッセージに対する回答を regenerate してもらうこともできるので、納得のいく回答が得られるまで regenerate したり、チャットボットと沢山会話して訓練するなどすれば、より幅広い使い方が可能になると思います。
(当方はそこまで到達していませんので、本記事の内容はあくまで参考まで。)
1.英訳・和訳など、翻訳をお願いできる
ちょっとした英訳・和訳などを即座にしてくれるので大変便利です。多用しすぎると思考能力が完全に失われそうですが…。
ただ、時々正しい訳になっていないことがあるので、自分で確認できる言語の範囲にとどめるほうがよさそうです。また、「ChatGPT」とのやり取りデータはすべて収集されているので、自分のプライベートに関すること(本名や住所など)や仕事などでの機密情報を入力するのは絶対にやめましょう!
2.レシピを考えてくれる
今日のご飯どうしよう…冷蔵庫にある食材でなに作ろうかな…って思うこと、ありませんか。そんな時はきっと「ChatGPT」が考えてくれます。
入力内容によって、分量まで書いてくれる場合と、このキャプチャのようにわりと適当な場合とがあります。(実は、分量まで書かせると、どうしても材料が重複してしまい、うまく回答が作れませんでした)
3.ブログ運営のアドバイスまでしてくれる
基本的なブログ情報を入力すると、ブログ運営に関するアドバイスもしてくれちゃいます。優しい応援が染みる…
「ChatGPT」がまだ苦手なこと、注意点
公式FAQによれば、「ChatGPT」はインターネットには接続されておらず、また2021年以降の世界情勢・出来事については知識がないとのことです。
したがって、例えば、最新の電車の時刻表に関する正確なデータや、最近鳥インフルエンザ等の発生などにより鶏卵価格が高騰していること、○○アウトレットに入っている最新・正確な店舗情報などは知りません。
また、場合によっては正確ではない情報をアウトプットしてくることもあるので、現時点では、必要に応じて人間がダブルチェックしないといけない状態です。
また、繰り返しになりますが、「ChatGPT」とのやり取りデータは基本的に全て収集されているため、自分のプライベートに関すること(本名や住所など)や仕事などでの機密情報を入力することは控えるべきです。
まとめ
「ChatGPT」は使い方によっては非常に大きな可能性を持つAIチャットボットであり、利用者のセンスやクリエイティビティによって便利で面白い使い方ができると思います。
一方で、その可能性を最大限に生かすためには利用者側のスキルやセンスが問われる部分もありますし、正確性の担保など人間がしっかりとコントロールしながら使うべき部分もあります。
まだ生まれたばかりの最新の技術でありながら、これからの社会を大きく変え得る力を秘めていると思いますが、過度に恐れすぎることも、過度に依存・信仰しすぎることもなく、ツールとして上手に使っていく必要があるということなのではないでしょうか。