トリケラトプス~ぷ -まったり ゲームブログ-

現在プレイ中=コアキーパー、Moonstone Island

本サイトの記事には、A8.netやGoogleアドセンスなどの広告リンクが含まれています。商品・サービスを購入される際には価格と商品内容等をよく確認のうえでご購入手続きを行ってくださいますよう、お願い申し上げます。

「The Survivalists」レビュー!癒し系サバイバルアクション!

本サイトの記事には、A8.netやGoogleアドセンスなどの広告リンクが含まれています。商品・サービスを購入される際には価格と商品内容等をよく確認のうえでご購入手続きを行ってくださいますよう、お願い申し上げます。

代り映えのしない日々の中で誰しもが夢見たことはあるのではないでしょうか…「あぁ、誰もいない無人島でサバイバルするような刺激が欲しい…」と。

そんな人にピッタリ、大変アドベンチャラスなゲームを先日クリアしました。

今回紹介するのは、無人島に流れ着いた主人公が、島で出会うサルたちを使役して無人島からの脱出を目指すゲーム、「ザ・サバイバリスト」(原題 The Survivalists)のレビューです。重要なネタバレはありませんので、ご安心ください。

SteamやPS4ニンテンドーSwitchなど、マルチプラットフォームで展開されています。(*今回当方がプレイしたのはニンテンドーSwitch版です)

store-jp.nintendo.com

「The Survivalists」の概要・特徴紹介

「The Survivalists」はオンライン協力プレイにも対応した、サバイバルアクションゲームです。ゲームは漂流した主人公が無人島に流れ着くところから始まります。無人島で出会う野生のサルを仲間にして、協力しながら無人島からの脱出を目指す、というのが大きな筋書きです。

サルは島を探索する中で出会ったり、ダンジョン(*本ゲームでは「ヴォールト」と呼ばれています)の中の檻に閉じ込められているのを助けたりして仲間にすることができます。

仲間にしたサルに指示を出して、クラフトや料理、戦闘、素材集めなど様々なタスクを課して使役することができます。サルたちを上手に駆使しながらサバイバルしていくのが本ゲーム最大の特徴です🐵

しかも、相手はサルなので当然言葉は通じませんし、自発的に主人公のために働くわけでもありません。「猿真似」によって使役します。つまり、クラフトをさせたければ、まず主人公がクラフトをしてその動作をサルに見せる…料理をさせたければ、まず主人公が料理をしてそれをサルに見せる…

という、”サルたちに指示を出すためにはまずその動作を覚えさせなければならない”という点がこのゲームの非常に巧妙なところで、プイレイヤーによる工夫や効率性が試されるポイントになっています。

単なるサバイバルゲームではなく、いわば「人材(いや、サル材?)マネジメントゲーム」とも言っていいと思います。

良かったポイント① 特徴の異なる島

ゲームの中には主人公が最初に流れ着いた島以外にも複数の島が存在し、島ごとに異なるバイオーム、野生動物、入手できる素材が異なります。

多くのゲームでは、あるステージをクリアするとそのステージに戻ることはほとんどありませんが、このゲームでは島ごとに入手できる素材が異なるため、複数の島を行ったり来たりしながらゲームの最終クリアを目指す必要があります。

それぞれの島に拠点を設置することもできるので、それぞれの島に愛着がわくようになり、ゲームの魅力を高めていると思います。

良かったポイント② サルが可愛い🐵

仲間になるサルたちの仕草が可愛く、危険の多い無人島で唯一の癒しになります。時々どこか遠くに行ってしまうバグもありますが…それでも与えられた仕事を最後まで頑張ってやる姿や、主人公と一緒に野生動物や敵に立ち向かう姿は非常に健気で可愛らしいです。

良かったポイント③ 圧倒的な「サバイバル感」

グラフィックはどこかほのぼのしていて可愛らしい雰囲気のゲームですが、可愛らしいイメージとは裏腹に、未知の世界を冒険するというサバイバル感がしっかりあります。

昼夜の概念があり、夜になると狂暴な敵が増えたり、光がなくなり周囲が見通しにくくなるなど危険が増しますし、対策をしないと体力が減っていく地形(マグマや毒の沼地など)、資源を入手して様々なものを自分でクラフトしながら生きていく必要性などなど、常に緊張感のあるゲームです。

また、月の満ち欠けのサイクルごとに、主人公たちを強敵が襲う「レイド」イベントが発生するのですが、これもまた、ゲームにサバイバル感や緊張感を与える要素の一つになっていると思います。

良かったポイント④ クリア時の達成感と、衝撃のエンディング

このゲーム、特に丁寧なナレーションがあるわけではないので、ゲームの中の世界をしっかり探索しないと、最終ゴールが何なのかを特定することすら難しいです。

ただ、それを特定して、最終的にクリアしたときの達成感は”ひとしお”で、本当に自分が無人島から脱出して無事に生還できたかのような晴れ晴れとした気持ちを味わうことができます。

そして…それ以上に、エンディングを最後まで見た時の衝撃がものすごいです。

このゲームはプレイ動画やネタバレを見るのではなく、自分で最初から最後までプレイして、エンディングまで見ていただきたいです。そのくらい、達成感と、そのあとの衝撃がすごいゲームでした…

残念だったポイント① ゲーム内での説明不足

先ほども書いた通り、このゲームでは、キャラクターがストーリーを語ったり、丁寧な説明書きが用意されているわけではありません。島が全部でいくつあるのか、どこにあるのか、どの順番で攻略するのがいいのか、何のガイドもないので、基本的にはほぼすべてを手探りで進めていく必要がありました。

いくつかの動作(作物の種をまく、動物を手なずける…等)についても、説明が非常にざっくりしていたり、そもそも説明が無かったりするので、当方は攻略サイトを見ないとわからないところも多々ありました。

また、どうすればこのゲームを”クリア”できるのかも、かなりわかりにくいです。クリアに必要なものがどこにあって、どうすれば必要な素材を入手できるのか…すべて説明不足です。

逆に言えば、全てを自分で試行錯誤しながら生きていくという、本当のサバイバル感があるとも言えるので、良し悪し表裏一体かもしれませんが、もう少しだけヒントがあっても良かったような気はします。

残念だったポイント② サルの使いづらさ

サルは基本的にシングルタスクで、一度任せた作業が終わるとそのまま何もしなくなります。

また、サルの数が増えると、集合させた後に持ち物を入れ替えたりするのが大変ですし(サルが重なってしまい、指定したいサルと違うサルが混ざってしまうことがある)、ちょっとはぐれるとサルが突然別の場所にワープしてしまうようなバグもありました。

サルが増えると便利になるはずなのに、一方で操作・指示出しの難しさもあり、若干ストレスを感じる局面がありました。

このあたりの”むず痒さ”もサバイバルならではなのかもしれませんが、もう少しプレイヤーフレンドリーな仕様があっても良かったかもしれません。

まとめ

サバイバルならではの手探り感が良くも悪くもこのゲームの世界観を確立させていたと思いますし、サルに動作をまねさせて使役し、一緒にサバイバルしていくというゲーム性もとても面白かったです。

野生動物やオーク、色々な植物などがあふれる豊かな島々を冒険するのも楽しく、非日常感を味わえるとても良いゲーム体験でした🐒

サルが好きな人、自分で試行錯誤しながらサバイバルを楽しみたい人、人材管理の練習をしたい人には非常にお勧めできるゲームです!

是非お試しあれ。